Shi Suta Reji Suta Raw
ミシンと胴体、糸と布。仕事に住居を侵食されたワンルームマンションで、新田あきらはアイドルの衣装を縫っている。父が明かりを灯し、兄が音楽を奏で、妹が作った衣装を着て歌い踊る──「こんな日々が続けばいいのに」そんな願いも虚しく、生み出された不和は平穏な日々を引き裂く。仕事で観ていたライブ映像の中の少女に惹かれた思い出も今は遠い昔──これはアイドルを通して紡がれていく家族の物語。
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